安全な場所の落とし穴

とある、相続人との会話

遺言書書いたって聞いてます!

それは、よかったです!どこにありますか?

大事なものだから貸金庫に入れてあります!

貸金庫ですか、、、これは大変かも

貸金庫、確かに安心安全な場所。

だから、大事なものはここに入れたくなるのは、自然なこと。

家族を守るために書いた遺言書。

自分に何かあったら貸金庫を見てくれたらいい。

良かれと思った、貸金庫に遺言書を入れるという行動。

これ、逆に家族が大変になることを知っていますか?

相続人だから、いつでも開けてもらえるんじゃないの?

確かに開けてもらえます。

でも、相続人全員が開けてくださいとお願いしなくてはならない。

そして、原則、開ける時は相続人全員が立ち会う必要がある。

貸金庫に入っている財産は、分割するまで、相続人全員のものです。なので、全員でなんでもやらないとダメが基本のルール。

家族の仲がイマイチだから遺言書を書いたのに、結局協力してもらわないといけない。

遺言書があれば、早く解約とかもできると聞いたから書いたのに、金庫を開けられないから何も始められない。

そもそも、金庫の中の遺言書に、どんなことが書いてあるかも分からない。

苦労してやっと開けた貸金庫の中にあった遺言書に書かれていたのは驚愕の内容だったなんてことが、あるとかないとか。

遺言書を貸金庫に入れている方は、

いますぐ、出しに行きましょう。

こんなふうに困らないように、相続人1人でも貸金庫を開けられるようにしておく遺言書の書き方、方法があります。

遺言書のご相談は、

わらし行政書士事務所まで

m-hasumi@warashigyo.com

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